証券マンとの付き合い方

証券マンとの付き合い方

資産運用をしていく上で証券マンとの関わり方も重要です。冷たくする必要はないのですが、証券マンの本質を理解しておく必要があります。

証券マンの現実

証券会社に入って半年くらいした頃、先輩営業マンにこういわれた。


「また、相場の勉強しているのか。お前も好きだね。」

でもさ・・・

「お前もそろそろ理解した方がいいよ。勉強する方向性が違うだろ」

「お前は営業マンなんだよ!」

  • 「証券会社の営業マンは、営業のプロなんだ」
  • 「証券会社の営業マンは、相場のプロじゃないんだよ」
  • 「相場のプロは証券会社にはいるはずないだろ」
  • 「証券会社にいるのは「相場をやらせる営業のプロ」なんだよ」

「だから、勉強するなら相場はちょっとだけ、営業についてもっと深く勉強すべきなんだよ」

その先輩は僕を可愛がってくれた人だった。だから、嫌味とかイジメとかじゃあなく、心よりのアドバイスだった。

言われてみればそうだった。

僕は、証券会社に入って半年くらいの間、営業としてはほとんど成績が出なかった。当時の証券マンの基本営業は、飛び込み営業と呼ばれていて、いきなり自宅に訪問して話しを聞いてもらうスタイルだった。

恥かしがりやの僕は、それでも毎日50件程度は訪問を続けて頑張っていたけどなかなか結果が出ない。

営業マンとして結果も出ていないのに、相場の勉強だけは猛烈に続けていた、先輩が「お前の努力は方向性が違う」と指摘するのは当然であった。それよりも何よりも僕に衝撃を与えたのはこの言葉だった。

  • 「証券会社の営業マンは、相場のプロじゃなくて営業のプロ」
  • 「相場のプロは証券会社にいない」

僕は、「証券会社の営業は相場のプロ」という気持ちが強かった。だからこそ、「相場で儲けて相場師になるには証券マンにならなきゃ駄目」と思って証券会社に就職したのだ。

でも、冷静に周りの先輩営業マンを見れば現実は明らかだった。

相場の勉強をしている営業マンなんてほとんどいないのだ。

全然いない・・・とまでは言わない。

でも、話題の中心は「今月の営業の数字をどうやってこなすか」というものが多く「相場がどう動く」・・・なんてのは、重要度が低い話しになっている。

証券マンって・・・先輩の言うとおり「相場のプロ」じゃないんだ。

僕には大きなショックだった。

だって、大学で投資の世界に入って以来ずっと「相場運用で生活費を稼げるようになって相場師になるんだ」と思ってやってきたのだ。

「相場師になる!」

それが、僕の夢であり、それに全力を傾けてきた。

僕が大学を卒業する時は、「就職貴族」と呼ばれてどこにでも就職できると言われていた時代だった。どんな大企業でも就職を断られる会社は無いと言ってもおかしくないような時代だった。

そんな時代に大企業の合格を全て断って、名も無い小さな証券会社に入ったのは、「相場師になる!」という夢を叶えるという一心だった。

・・・ でも、どうも間違っていた。

青年キヨヒサは、ひどく落ち込み、どうしてよいかわからなくなっていた。

「証券会社辞めちゃうか」

「でも、今辞めても大したところには転職できない」

転職は、当時のキヨヒサには不利だった。転職の時は前職の会社規模などが大きな意味を持つ。例えば、大証券の社員であれば、「この会社に就職できたような逸材」といった良い印象を与えられる。

僕はその逆の印象を与える。

「この好況時にこういう小さな会社にしか入れなかった人」

そんな事まで考えると、どうして良いかわからなくなっていた。


・・・だ


・・・ 駄目だ


・・・・・お、


・・・・・・・・俺は、


もうーーー駄目だーーーー!


絶望にあえぐ青年キヨヒサ。

夢が消えかかっていく。

そんな感覚さえ感じた。

でも、・・・

絶望の時のこそ、光明が見える事もある。

意外なところに・・・相場のプロ・・・がいた。

次回へ続く

まとめ

「営業のプロと相場のプロ」

証券会社に勤めている人は「相場のプロ」・・・って誰もが思いますよね。私もそう誤解していた1人でした。

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